防水テープ一体型シート
従来品の問題点
携帯電話は生活必需品となり、水に濡れる利用場面も多く、防水性能が求められています。
従来の携帯電話の防水は、筐体の上下の境目にゴム製のOリングを挟んで内部に水が入らない構造ですが、落下やねじれ等によって筐体に大きな力が加わると、筐体に隙間が発生するため、気密性が無くなり防水効果が落ちてしまいます。
また、Oリングを使用した防水は、Oリングに均一な圧力を加えることにより水の浸入を防ぐ必要があるため、構造が複雑で高価であり、筐体の外周にOリングを使用するため携帯電話のサイズが大きくなるデメリットがあります。
薄型対応 |
型代 |
製品単価 |
作業性 |
量産LT |
総合評価 |
ゴムパッキン |
---|
0.7~0.8mm |
100 |
100 |
△ |
1.5~2ヶ月 |
薄型化においては限界 製品組立時の作業工数大 |
液体シリコン |
---|
0.3mm |
120 |
120 |
○ |
1.5~2ヶ月 |
薄型化には対応できるが
価格及びピンホール懸念 |
弊社新技術 |
---|
0.2~0.3mm *Wテープ込 |
50~60 |
70~80 |
○ |
1ヶ月以内 |
薄型化を狙う製品に最適
低価格、 短納期対応メリット大 |
今までになかった防水技術
当社の防水テープ一体型シートは、内部の基板に合わせた形状に加工した樹脂シートに防水両面テープを貼り付けたもので、携帯電話の基板側にシートを接着して密閉構造とします。 これにより、落下やねじれによって筐体に隙間が発生した場合でも、基板側の重要な部品に水が侵入するのを防ぐことができます。
携帯端末実用例
弊社品 PC t=0.1mm
より薄く省スペースに
シートの厚さは100ミクロン程度であるため、携帯電話を薄型にすることができます。
また、基板を修理する場合には、シートを簡単に剥がして再度貼り付けることができます。
防水テープ一体型シートは、携帯電話以外にも携帯ゲーム、携帯TVなどの薄型の防水携帯機器に利用することが可能です。